2009年9月アーカイブ

建物の欠陥調査は、その対象によって様々である。

新築工事中の欠陥調査
 状況にもよるが、家を建てているあいだに行う調査である。
 基本的には建築工事の期間は、工事監理者と呼ばれる者が責任を持って
 設計図書通りの工事に なっているかを確認する事が必要であるが、
 ほとんどその状況が機能していない場合が多く、
 そのため、工事の是非を確認するものが居ない状態となる。
 これを防ぐために第三者の欠陥調査を入れることが一般的である。


新築物件(建売)の欠陥調査
 既に、建物が建った状態で販売だけされている物件の欠陥調査。
 これは、建物を購入する前に第三者に欠陥調査を依頼することが一般的。
 物件を購入前に、その建物が安心して住めるものかどうかを調査する。

中古物件の欠陥調査
 新築物件の欠陥調査と同じで、購入前に欠陥の調査をする事が一般的。
 ただし、中古物件の場合は建てた時期により、建築基準法が異なり、昔の建物であるほど
 基準が甘く、欠陥である可能性が高い。
 目安として、平成12年の4月以降に立てられた住宅を探すと比較的状態の良いものが
 購入できる事もある。

いずれにせよ、本当の良し悪しはプロが見なければ分からない場合が多い。
特に、建物の性能に関わる、構造や断熱などと言った部分は素人ではその良し悪しがほとんど
判断できないと思われる。
是非とも、プロの目に任せるべきである。